恒例となりました「氣比神宮の杜フェスタ」（7月29日）
メインイベントともいえるミルキーウェイは
今年も幻想的な空間を創造してくれました。
そもそも何故に
「ミルキーウェイ？」
とも思ったりもしたのですが、
そこにはきちんとした理由があったのです。
毎年7月22日に「総参祭（そうのまいりのまつり）」という神事が
氣比神宮と常宮神社で執り行われています。
氣比神宮の御祭神の仲哀天皇が后の神功皇后を祀る常宮神社まで
海を渡って逢いに行くという神渡りの神事です。
この神事を七夕の天の川になぞらえて
ミルキーウェイというイベントが
行われるようになったそうです。
数年前からあちこちでやってる
エコキャンドル的なものかと思っていましたが、
こちらは少し趣が違うようです。
どうせなら常宮神社でも同じことをやれば、
その意味合いもより深まるのでは、
と勝手に思ってみたりします。
さて、このたくさんあるペットボトルの灯籠ですが、
ひとつひとつ地元の小学生が色を塗っているらしいです。
みんな親御さん一緒に
自分が塗った灯籠を探しにきているようで
「どこや、どこや」
という声があちこちから聞こえてきました。
暗いこともあってかなかなか見つけられない子もいるようで、
「次からはもっと目立つようにせなあかんな〜」
という声も聞こえてきます。
ミルキーウェイの時間は
19時から21時までです。
21時を過ぎたあたりから
商工会議所の方々でしょうか
灯籠の灯を神宮正面から消していきます。
準備ももちろん大変だったでしょうが、
後片付けもまた大変だと思います。
こういう方々の熱意で
このイベントが成り立っているということを
垣間見た気がします。
イベントの開催にご尽力された方々、
今年も素晴らしい時間と空間をありがとうございました。
